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男性不妊について

■ 男性と女性の不妊率は同じ?

男性の不妊が多くなったと言われて久しいのですが、不妊の原因が男性の要因と女性の要因とほぼ同じというショッキングな情報が伝わってきました。不妊治療の方法も女性だけでなく、男性も受けなければ効果がないと言うことになります。

■ 精子の数が減少している!

レポートでは男性の生殖能力の減少は環境ホルモンによるとも述べられています。 何らかの原因により血流が悪く精子を作る機能が低下しているのです。男性不妊において問題になるのは精子の数と運動率、奇形率などです。

■ 乏精子症

乏精子症とは精子の濃度が低い症例のことで、精子濃度2000万/ml以下の場合を言います。

■ その他の精子の症状

無精子症
精子がいないもの
精子無力症
前進する精子が50%未満、または活発な直進運動をする精子が25%未満

■ 自然妊娠の確率は?

重度の無精子症や乏精子症では、手術や薬物療法などを行っても自然妊娠の可能性は低いと言われており、人工受精、体外受精法でも、受精成立が困難です。

■ 男性不妊の治療

先ずは泌尿器科専門医の診察を受けて下さい。男性不妊外来を開いている病院もあります。ホルモン療法(薬物治療)などで精子濃度の増加をはかります。血管などの原因は手術も必要ということです。その他非ホルモン剤や漢方薬、サプリメントなど使用することもあります。 身体的だけでなく心理的な要因で夫婦関係が出来ない場合はカウンセリングによる治療も必要になってきます。

■ 男性不妊に関するレポート

以下の記事は、東西医学研究会通信からの転載です。

男性の不妊症が世界的に急増

今年5月にカナダのモントリオールで開催された第18回世界不妊学会で、男性不妊の発生率が世界的に急上昇しているという研究報告が行なわれた。科学者チームは、環境中の有毒物質や飲料水中の薬品などが原因ではないかと推測している。
「この50年間というもの、人間、動物、そして魚でも、精子の数が減少し続けている」とモントリオール大学のセルジュ・ベリズル教授(産婦人科学)はモントリオールの新聞『ガゼット』紙上で述べている。

また、シカゴのイリノイ大学メディカルセンターの男性不妊の専門家、ゲイル・プリンズ博士は「まだ議論の余地はあるものの、複数の分析結果で、男性の生殖能力にはっきりとした減退が生じていることが示された」と語る。

■ 環境ホルモンが原因か?

プリンズ博士はインタビューで以下のように述べている。 「原因はまだ特定されていないがほとんどの殺虫剤に使用されている内分泌撹乱化学物質、いわゆる環境ホルモンと呼ばれる一連の化学物質が動物の生殖システムに大きな影響をもたらす場合があるという有力な証拠がある」
「ポリ袋やプラスチック容器に入ったものを、私は絶対に電子レンジで温めないようにしている。プラスチックが熱されたときに浸出する化学物質があるからだ」 「精製水を飲み、食物や環境内の殺虫剤にさらされる危険性を、可能な限り減らすよう気をつけている。殺虫剤が生殖システムに影響を与える可能性について、確たる証拠が存在するからだ」

■ 日本でも1990年以降、「精子数」に強い減少傾向

日本も決して例外ではない。
1999年4に開催された「女性と内分泌撹乱化学物質」講演会の中で、慶応義塾大医学部産婦人科の末岡浩講師が「内分泌撹乱物質の精巣機能への影響」と題して講演を行った。
その中で慶応グループは「精子数」に関する、非配偶者間の人工授精のための健康男児の精子による過去30年間の2万人におよぶ調査で10%の「精子減少」がみられることを明らかにした。また1970年から1989年に比べ、1990年以降で強い減少傾向を示したとした。

◆精子形成過程に障害が生ずると乏精子症や精子無力症などになりやすくなります。障害として以下が考えられます。

  1. 活性酸素による精巣胚細胞のアポトーシス。
  2. 血行不良。
  3. 間脳下垂体精巣系の失調。(FSH、LHの分泌低下やプロラクチンの分泌上昇など。)
  4. 環境ホルモンによる抗テストステロン作用。





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