■ 東西医学融合研究会通信
※以下の記事は、東西医学研究会通信からの転載です。
臨床報告号 2002年7月発行
東西医学融合研究会 会長:後藤診療所 医師後藤正彰、副会長:谷口眼科 医師長谷川裕士、
漢方の野崎 薬剤師針灸師野崎康弘、艸木園カサイ薬局 薬剤師葛西周平
腰痛・リウマチに対して
◎松節エキスにより慢性腰痛が治りました。
大阪府守口市 工藤内科クリニック 工藤 卓 医師
50代男性・腰ヘルニア
7月職場の冷房の為に激しい腰痛となる。松節エキスを3カプセル、1日に3回飲みました。
腰痛がなくなりました。
◎松節エキスは神経性頭痛に効果があります。
大阪府守口市 工藤クリニック 工藤 卓医師
50歳女性で更年期、自律神経失調、神経性頭痛。 松節エキス3カプセル、毎日2回使用しました。頭痛がなくなりました。
◎重症リウマチの痛み及び骨粗鬆は松節エキスにより改善されました。
20年以上のリウマチで、 痛み及び頚椎の圧縮骨折を伴っていました。現在毎日プレドニン25mgを使用しています。松節エキスは3カプセル、毎日2回使用しました。1ヶ月後にX線上改善を確認しました。痛みも楽になりました。使用中に胃が痛くなることから食後に変更しました。
松節エキスの鎮痛効果と作用機序 PhD Zhou xiaoming
アメリカ ハーバード大学Laboratory of cellular and molecular neurobiology blay.park5 room 松節エキスの鎮痛効果に関して動物実験での証明をしました。反復低温ストレスマウスやアジュバント関節炎ラットのモデルを利用して、鎮痛効力検定を行いました。鎮痛効果を確認しました。 松節エキスによる反復低温ストレスマウスでの抗侵害受容作用は、下行性痛覚抑制系として働くセロトニンならびにノルアドレナリン神経系の賦活によるものであることを確認しました。松節エキスが視床下部―下垂体系を刺激して脳内のノウアドレナリン、セロトニン、ドパミン(dopamine)などを増加させることを確認しました。 松節エキスは西洋薬と違って有効成分が1つではなく多数あり、その複合作用により効果を出すと考えられるので、例えば局所の浮腫や癒血・冷えなどを改善し、抗痛み効果があります。以上のことから、松節エキスを投与したラットの筋肉中にコリンの増加が測定されました。筋血管を支配するコリン作動性神経を活動させ、アセチルコリンの分泌が高まり、筋血管が拡張して筋血流が増し、筋痺痛物質を排除して痛みを軽減すると考えられています。 循環障害が原因で痺痛を起こすことは臨床的によく知られているところですが、この疾患の代表として虚血性疾患と神経性疾患があげられるが、虚血による痺痛の発生は、発通物質であるセロトニン、ヒスタミン、プラジキニン、アセチルコリンなどが出現してくるためと考えられています。一方、神経性の痛みの機序は、痛みの経路である求心性感覚路と交感神経遠心路との間に多くのレベルでの接続があるといわれており、痛み→交感神経系の亢進→虚血→痛みという悪循環を生じているとされます。松節エキスには末梢循環改善作用があります。筋痺痛物質を排除して痛みを軽減すると考えられています。




