糖尿病の改善
糖尿病であるかどうかは血糖値が基準になります。血糖値はホルモンで調整されていますが、血糖値を下げるように働くのが膵臓から分泌されるインスリンです。糖尿病はインスリンの作用不足が原因で起こります。
糖尿病の治療には食事療法、運動療法、薬物療法などがありますが、中でも大事なものは食事療法です。合併症の予防にもなります。下記、参考文献「糖尿病」には『食事療法の基本や献立』が載っています。『運動療法で症状を改善!』という項目も載っておりますので、是非、読んでみて下さい。
糖尿病の食事療法
糖尿病の治療は「食事療法に始まり、食事療法に終わる」と言われるほど、食事が大切です。
- 食事療法を守っていればよい状態を保つことが可能です。
- 合併症をおこさないためにも、食品のかたよりを防ぐ。
- 食事療法の原則は、適正な摂取エネルギー量、タンパク質、糖質、脂質の適正な補給、ビタミン、ミネラルの適正な補給。
自分で判断せずに、主治医の指示に従うように致しましょう。
- 適正な摂取エネルギー
1日に必要な最小限のエネルギー量です。
- 栄養バランス
3大栄養素(タンパク質、糖質、脂質)とビタミン、ミネラルをバランスよく。食物繊維も摂りましょう。
- 砂糖の摂取はできるだけ控える
- 合併症のために控えたいもの
高血圧の予防……塩分1日7g以下が目安。
動脈硬化の予防……コレステロールや飽和脂肪酸の多い食品を控える。
糖尿病性腎症……タンパク質の制限。
その他 主治医と相談する。
■ 食事の注意点
食べすぎ、飲みすぎ、肥満に注意。
- 低カロリー食品を多く摂る。こんにゃく、海草、きのこ、野菜など。 食事の満足感を得るための工夫も致しましょう。
- 1日3食規則正しく。「まとめ食い」をするとインスリンの需要量が増えて膵臓に負担がかかります。
詳しくは相互リンクさせていただいている「健康と栄養」の糖尿病と食事 に載っています。
糖尿病患者のための献立は参考文献の本に載っています。
■ 糖尿病の運動療法
運動することによって血糖をコントロールする方法は、インスリンの効果を高める上でも効果的です。食事療法とともに運動療法も必要です。
■ 運動療法の効果
- 肥満の解消
- ブドウ糖の利用が増え血糖値が下がる。
- インスリン受容体が活性化し、インスリンの機器がよくなる。
- 脂質体質が改善され、動脈硬化の予防になる。
- 筋肉が増え、基礎代謝が高まる。
注意!
- 運動を始める前に石のチェックをして下さい。
- 運動をしているからといって「その分たくさん食べていい」ということではありません。
■ どんな運動が良い?
- 無理なく続けられるもの
- 一人で手軽にできるもの
- 運動の強度が調整できるもの
- 全身の筋肉を使う有酸素運動が効果的ウォーキングが効果的
参考文献
「糖尿病」岩本安彦‐総監修、東京女子医科大学糖尿病センタ−編、高橋書店
副題:病気と上手につきあうための、生活の心得&最新療法
「糖尿病」本田正志監修、東京女子医科大学同窓会立至誠会第2病院
副題:食事・運動・生活の上手なコントロール法
■ 糖尿病を漢方の見地から見る谷口眼科 医師 長谷川裕士 東西医学融合研究会 臨床報告号-3(2003年7月)より
(前文略)糖尿病は消渇といわれる。飲食の不摂生、精神的ストレス、過度の労働、肥満、先天的体質などが発生の主な原因であり、中医学では陰津虚損、燥熱内盛が原因と考えられている。
【気陰両虚、湿加熱】
健康な人は陰陽の平衡を保っている。陽虚、陰盛になると寒を生じる。また、陰虚になると熱を生じる。陰津虚損とは、陰が虚損して体内の水分が奪われ、乾燥して体内に乾いた熱を生じることである。
【症状】
多飲、多食、多尿、消痩は糖尿病の典型的な症状である。本病はよく食べ、よく飲む中年以降の人に多発するが青少年にもみられる。発病の年齢、病状の軽重、予後は様々であるが、若い人は一般に発病が急で、病の進度も早く、病状も重く、予後は思わしくない。これは、幼少の児童は体の陰陽が十分発達していないために虚になりやすい生理的特徴があるからである。中年以降に発病する人は一般に病状が緩慢で、症状がはっきり現れない患者もいる。
|