C型肝炎は治る
■ C型肝炎の特徴
輸血などにより感染したC型肝炎は、平均40日ほどの潜伏期間の後、急性肝炎を発症します。C型急性肝炎は症状が軽く、半数は自覚症状が出ないのが特徴です。しかしながら、症状が軽い故に高い確率で、ウイルスが十分に排除されず肝細胞内に居座ってしまうのです。そして感染後10〜20年後慢性肝炎へと移行し、さらに、肝硬変・肝細胞癌へと進行する率が非常に高いです。
■ C型肝炎ウイルスとの共生
C型肝炎ウイルスが発見されて依頼、専門家の情報分析により、C型肝炎ウイルスとの共生という考え方が生まれてきました。C型肝炎ウイルスが体の中に居座っても、おとなしくしていれば何の害もないのです。
■ C型肝炎との対象療法
慶応義塾大学医学部の石井裕正先生の著書によると、インターフェロン治療により、ウイルスが排除されて治癒する30%の人以外に60%の人は何らかの反応を示します。例えば、一時的にウイルスが消えたり、GOT値、GPT値が正常化します。その多くに人は治療前の状態に戻ってしまいます。 しかし、この60%の人たちの予後は、インターフェロン未治療の人に比べて、慢性肝炎から肝硬変へ進行する率が低くなるとか、肝硬変までの期間が伸びています。このインターフェロンの治療はまさに、肝臓の炎症を抑えて肝障害をくい止めるという「対象治療」そのものです。
■ 専門医と共同してC型肝炎を治す
C型慢性肝炎の人はウイルス肝炎の専門医を受信することが望ましい。また、無症候性キャリア(C型肝炎ウイルスが体内に存在しているが、自覚症状も肝機能障害もない人)は慢性肝炎予備軍ですので、進行した場合に備えて、定期健診による経過観察を欠かさないことが大切です。
■ C型肝炎を治すには健康的な生活が基本
症状が安定している場合は、健康な人とほぼ同じ生活をして大丈夫です。健康で免疫力のある人ほど予後が良いようなので、C型肝炎ウイルスと長く闘っていくためにも、健康な人以上に健康的な生活―バランスの取れた食事・適度な運動・十分な睡眠―を心がけ、禁酒をしたほうが良いようです。
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