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脳の衰えを防ぐ

最近、頭を鍛えるということが俄然注目を浴びています。頭のトレーニングの本やソフト、脳を活性化させる玩具も売り出されています。意外にも、若い人からも関心が持たれていて、ブームになっているようです。
また、「年をとっても、認知症になりたくない」と、ほとんどの人が願っています。認知症予防には生活習慣を改善して、血液の流れをよくして動脈硬化にならないようにします。また、脳の神経細胞を刺激し活性化させることです。毎日の生活の中でできる予防法をあげてみます。

■ 認知症防止の基礎

規則正しい生活

暴飲暴食をしない、休養は十分にとるなどの規則正しい生活が、やはり、認知症防止を考える上での基礎になります。しかし、これが簡単なようでなかなか難しいのです。多量のアルコールや喫煙は脳梗塞や心筋梗塞などの引き金になります。寝たきりや認知症にならないためにも、若いときから、できる限り規則正しい生活をして、楽しい老後につなげていきたいものです。

毎日の生活の中でできる認知症防止法

  1. 生活習慣病の予防・治療
    生活習慣病には高血圧、糖尿病、脳卒中、心臓病、高脂血症、肥満、癌など色々ありますが、中でも、血管の老化にかかわる高血圧は認知症の最大の危険因子といえます。また、糖尿病は血管の老化を10年早めると言われています。脳卒中で、特にお年寄りに多いのは脳出血と脳血栓です。やがて脳細胞が壊死し、認知症が始まってきます。
    生活習慣病と言われる、これらの病気の原因は発病前からの食事、運動、休養、嗜好などの生活習慣に依る所が多く、生活習慣の改善が認知症の予防になります。
  2. 適度な運動で足腰を鍛える
    筋肉を鍛えると、それに刺激されて骨も鍛えられます。また、血管の動脈硬化の予防にもなります。適度な運動をして筋肉、骨、脳を活性化したいものです。特にウォーキング、水泳、ダンスなど下半身を鍛える運動が効果的です。歩くと脳の代謝と循環が活発になります。
    「指の運動は認知症防止になる」とこれもよく聞く言葉です。しかし、ただ動かしているだけでは、あまり効果はありません。「このように作りたい」と創意工夫があれば、より脳への刺激となって認知症予防に有効となります。
  3. 栄養のバランスをよくして、過食をさける
    実は、先進国での食生活で問題になっているのは「食べ過ぎ」なのです。栄養の偏りや食べ過ぎが肥満となり、糖尿病、高血圧、動脈硬化などさまざまな生活習慣病を引き起こします。また、「食べ過ぎ」は消化器官に血液を独占させるので、他の器官や脳に行く血液が減少してきます。
    高齢になったら、塩分と動物性脂肪を控え、栄養バランスのよい食事を腹八分目にすることが、体と脳の健康を維持します。
  4. 体を温め、血行をよくする。
    エアコンの普及や運動不足で現代人の体は慢性的に冷えがきていると言われています。冷えは血管を収縮さます。血液の循環が悪くなり、脳への血流不足も生じます。適度な運動や入浴、体を温める食物を摂って血行をよくし、病気にならない、健康な体を保ちましょう。それが、認知症予防にもつながります。
  5. ずぼらにならない
    日常当たり前に行っていたこと、家事、買い物、雨戸の開き閉めなどをするのが面倒になった。服装、頭髪などのおしゃれをしなくなった。また、何事も面倒くさいといってしなくなる。といった生活が続くと、脳への刺激がなくなって認知症になってきます。ずぼらにならないことです。
  6. 笑いは認知症予防に効果的
    笑うと脳が刺激されて、脳内の血液が増え脳を活性化します。脳が活性化すると栄養素や酸素などの補給がよくなり、脳細胞の働きが活発になります。笑いは認知症予防に効果てきです。
    笑いが、ガン細胞をやっつけるNK細胞が活性化されることも証明されています。また、大笑いをすると、良いホルモンが分泌され、ストレスがなくなって若返ります。しわや肥満の予防にも効果が出るということです。
  7. 身の回りのことは自分でする
    よき妻、よき嫁、よき娘さんが何でもしてくれる、というとても恵まれた環境は認知症老人を作りかねないのです。現役を退いたら、「自分のことは自分でする」という姿勢が大切です。家庭内でする仕事は沢山あります。家族の役に立っているという責任感や喜びがあれば、認知症になっている暇はありません。
  8. 人との交流を大切にする
    人と付き合いの多い人は、外出する機会も増えて、人からも刺激を受けますし、気配りもするし、あらゆる点で脳が活性化します。人と付き合いの苦手な人は、相手の良いところを見るようにし、感謝の気持ちを持って接する癖をまず、つけていくことが大切です。また、あまりにも依存した関係は不平不満の元になります。片寄らない人間関係を築いていく必要があります。
  9. ストレスをためない
    強いストレスが続くと認知症になってしまう人がいます。また、まったくストレスがないと、頭を使わないので、認知症の原因になるとも言われています。ストレスは人間関係の中から生じることが多く、些細な事から気持ちの行き違いが生じ、気持ちを憂うつにします。若い時から、柔軟な考えで対処する方法を身につけるようにしていきたいものです。
    趣味、運動、遊びなどで気分転換をして、ストレスをためない生活を積極的に取り入れていくのもよいでしょう。また、ペットとのふれあいは、心身がおだやかになり、血圧も下がるということです。
    高齢になったら、明るい色を着るようにしましょう。明るい色は気持ちも元気にしてくれます。
  10. 脳を鍛える趣味
    1. 創造的な趣味・・・陶芸、絵画、園芸、生花、料理、俳句、川柳など
    2. 頭の体操・・・囲碁、将棋、パズルなど
    3. 体を使う趣味・・・ダンス、カラオケ、ヨガ、散歩、旅行など 趣味はストレス発散の効果もあり、脳に刺激を与え、集中力・発想力・判断力を高めます。最近は囲碁が「認知症防止」に良いと注目を集めています。なかなか上達しないといって、新たなストレスとならないように、注意したいものです。

■ 認知症の予防につながる暮らし方アイデア

  • 計画を立てて行動をする。仕事や家事をするときは、短時間で集中的に行う。
  • いつもと違うことをする。いつもと違う料理をつくる、普段と違う道を散歩するなど、生活に変化を加えてみると脳への刺激となります。
  • 毎朝、前日に自分でやったことを5つ書き出します。行動を書き留めることは、記憶力を刺激することになります。書き捨てても良いし、日記代わりにしても良いでしょう。
  • 考えをまとめて表現をする。読書やテレビを見た後、感想文を書く。また、自筆で手紙を書くなど日常的に行えば脳がきたえられます。










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