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地震に備えて


地震発生に対して各家庭で地震対策のマニュアルを作っておく必要があります。

2. 家庭での地震対策 〜阪神・淡路大震災からの教訓〜

 平成7年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災は、震度7の激震で、その人的被害は、犠牲者6,432人、重軽傷者43,792人という甚大なものでした。
 その主な原因は「家屋、家具類等の倒壊による圧迫死と思われるもの」で、何と全体の約9割を占めます。そのうち、直接建物の下敷きになった人が大多数であると考えられますが、家具の転倒や落下物による死亡者・負傷者の数も少なくありません。建物と家具の複合的な倒壊により、即死は免れたとしても、脱出口が無くなり生き埋めとなったケースもあります。そして、この場合、短時間のうちに近隣住人に救出された人の生存率は高く、逆に自衛隊などの救助を待たざるを得なかった人の生存率は半数に満たなかったといわれています。

以上のことを踏まえると、家庭における地震対策は次のポイントにまとめられます。

1)地震に強い家づくり

家を新しく建てる際は必ず地盤、地質調査を行い、軟弱であった場合はコンクリート等で強度を確保してください。 専門家のアドバイスを受け、建築基準法に適合するよう、基礎や耐力壁、骨組みを構造計算に基づいた配置・接合をしましょう。
  阪神大震災では、老朽化した木造建築の倒壊が目立ち、それが要因となる犠牲者が大多数を占めました。築年数を経た家屋に住む人は、自治体のサービスなどに耐震診断を依頼し、適切な補修・改修工事を行いましょう。近年は耐震工事に対する補助が得られる自治体も増えてきています。


2)家具の転倒・倒壊を防ごう

地震の際は家の中のあらゆるものが凶器と化します。家具の倒壊による死亡、負傷、脱出口の閉鎖を防ぐために、家財道具それぞれに対策を施しましょう。

【たんす・棚類】

L字金具や支え棒・つっぱり棒で固定しましょう。
二段重ねのものは上下を金具で連結させます。本棚は、本が散乱しないようゴムバンド等を掛けておきます。上面には人形ケース等、重いもの・壊れやすいものは置いてはいけません。

【テレビ・パソコン】

できるだけ低い位置に置き、滑り止めやバンド等で固定をし、上には何も置かないようにします。

【窓・ガラス面】

窓ガラスだけでなく、戸棚、額縁等のガラス面すべてに飛散防止フィルムを貼っておきましょう。

【照明器具】

できるだけ天井面に直接取り付けるものを選びます。吊り下げ型は揺れ・落下防止のためにチェーンや金具で数箇所留めておきます。

【冷蔵庫】

専用のバンドや針金で、壁面に直に通して固定します。



「家具転倒防止器具 ささえくん」は、当サイトでも販売しています。

3)コミュニティー作り 

隣近所との付き合いが希薄になった現在、すぐ近くに住む人でさえ顔も名前も分からない、ということが当たり前になってきています。
 しかし、災害時を想定すると、これは命にかかわる大変に危険な問題です。建物の下敷きになって身動きが取れなくなった場合、自分の存在を知る人がいないと、安否確認の方法が分からないため救助さえ行われない可能性があるのです。
 日頃から地域のコミュニティーに参加し、防災に取り組みましょう。そのメリットは大災害に遭遇した際の相互の救出活動、初期消火、避難所での精神的な支え合い、など、数え切れません。人間は助け合いながらこそ生きていける、という原点に戻る意味でも、もう一度ご近所とのふれあいを大切にしましょう。


4)避難時に備えて

地震の揺れがおさまった時を想定して、避難所に行く際に持ち出すものをあらかじめ用意しておくことも大切です。一般的に以下のようなものを揃えておくと良いでしょう。

・食料、飲料水(3日分)

・現金、通帳、印鑑

・ナイフ、缶切り

・防災頭巾(ヘルメット)

・救急薬、処方薬

・携帯ラジオ、懐中電灯、予備の電池

・軍手、ロープ

・下着類、タオル



5)避難場所、避難経路の確認を

日中に地震が起きた場合、家族が同じ場所にいない可能性が高いと思われます。電話が通じなくなることを想定して、日頃から、地震に遭遇した際どこで待ち合わせ、どのように連絡を取り合うかを話し合っておきましょう。









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