2015年3月の健康情報 たんぽぽ・都市化問題 2015-3-18 :: 健康情報通信 ::

 日本在来のタンポポが少なくなったのは、西洋タンポポとの領土争いに負けたからだとよく言われますが、それでは、西洋タンポポを抜いてしまえば再び在来種が復活するのでしょうか?
 1975年頃から日本各地で行われているタンポポ調査から、西洋タンポポは開発により緑が消失している地域で増えていますが、農村地帯にはまだ日本のタンポポしか分布していない場所がかなり残っていることがわかります。


2015年3月の健康情報 たんぽぽ・都市化問題

■ 在来タンポポと西洋タンポポの違い

 在来種と西洋タンポポの間にはいくつか違いあります。在来種は水分や栄養の多い土を必要とし、花が咲くまでに2~3年かかります。一方、西洋タンポポは乾燥した栄養の少ない土でもよく育ち、成長が速いので芽が出てから半年あれば花が咲きます。さらに、在来種は花粉を運ぶ昆虫がいないとタネができないのに対して、西洋タンポポは受粉しなくても、つまり昆虫がいなくてもタネができます。

 
 つまり、在来種は生息するのに豊かな自然が必要なのに対して、西洋タンポポはかなり厳しい条件でも生息できるのです。

 西洋タンポポのタネは落ちるとすぐに芽を出しほぼ一年中花を咲かせるのに対し、在来種のタネは夏の間は土の中で眠っていて秋に芽を出します。自然が豊かな環境では、他の植物との競合が激しい夏に休眠してエネルギーを蓄え秋に発芽するという特性は、種を維持させるために有利に働きます。実際、都市部においても、自然度の高い緑化公園や川の土手などではいまも在来種を見つける事ができます。




自然が破壊された結果、在来種の危機を招く
 しかし、都市化が進み環境が破壊されていく中では在来種は生き延びる事ができません。そして在来種が生育できなくなったところに、西洋タンポポの厳しい環境でも成育できるという特徴がうまく適応したため、西洋タンポポが一気に広まっていったと考えられます。つまり、在来種は西洋タンポポに駆逐されてしまったのではなく、人間によって豊かな自然が破壊された結果、生存が脅かされているのです。在来種の危機を招いてしまったのは、ほかならぬ私たちの責任ともいえます。




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