2014年06月の健康情報     夏バテ対策 2014-6-30 :: 健康情報通信 ::

 皆さん、夏バテ対策はできていますか?梅雨が終わり、いよいよ夏本番ですね。今年は冷夏になると言われていますが、それでも「夏」ですので夏バテ対策が必要です。梅雨の蒸し暑さで結構体力も落ちていますし、いきなりの暑さで体がついていけませんね。十分に栄養と休養を取って夏を乗りきりましょう!


2014年06月の健康情報     夏バテ対策

夏は、なぜ体調を崩しやすいのでしょうか

 高温 → 汗をかく → のどが渇く → 水分補給 → 体内の塩分が不足 → 体がだるくなる
 
 このような事を繰り返していると、体調を崩してしまいます。
やがて食欲も無くなりあっさりした食事に偏りがちになり、冷たい飲み物を摂りすぎて胃の機能が低下するという悪循環に陥ります。
 更に暑さで眠れず、睡眠不足になって生活のリズムまで狂ってきます。
又冷房の効きすぎや室内と室外の温度差が大きいと、自律神経が失調状態になり
ますます体調不良となり夏かぜ、胃腸病、下痢、生理不順等になります。
元々あった神経痛や冷え性が悪化する事もあります。

夏場を乗り切る7つのコツ

1.生活リズムの安定化
 就寝と起床時刻を一定に保つ事と決まった時間に食事ができれば、ほぼ生活のリズムが崩れる事はありません。

2.寝つきを良くする工夫
 眠れないからといって、就寝中のクーラーのつけっぱなしは禁物です。夏かぜや下痢、体調不良の原因になります。暑くて寝苦しいときは、色々工夫をしましょう。

  • 寝る前に寝室をクーラーで冷やしておきます。または就寝前に冷房を1~2時間のタイマーにセットします。温度は27~28度が適当です。
  • お風呂で汗を流してから寝ると寝つきが良くなります。ぬるめのお風呂にゆっくり入ると、自律神経が落ち着き心身をリラックスさせます。
  • 寝る前の暴飲・暴食は避けましょう。
  • 寝る前に軽い運動をすると、適度な疲労感が快い睡眠を誘います。
  • 夏はお布団を小まめに干して湿気を取りましょう。ダニなどの予防にもなります。但し長時間干すと布団に熱気がこもり寝苦しくなります。
  • 布団の上に寝ござを敷いて寝るのも1つの方法です。

3.冷房の上手な利用
 湿度の高い日本の夏では、除湿(ドライ)をするだけでも不快感はかなり和らぎます。冷房にする場合には、外気温との差を5~6度以内にします。温度差が大きいと自律神経失調になり、体調を崩す原因になります。冷え性の方、関節痛や筋肉痛などの方は靴下を履く上着を羽織るなどして保温するようにして下さい。

4.涼しくする工夫
風通しを良くするなど住居に涼しさの工夫をしましょう。

  • 風通しを良くする為に、襖(ふすま)を外して衝立(ついたて)やすだれをかける。
  • カーペットの代わりに籐の敷物。
  • 西日除けのよしずをする。
  • 庭周りに打ち水をする。
  • 椅子を籐にしたり、風鈴をかけるなどの演出も涼しさを感じます。


5.涼しい服装

  • 通気性の良い服を着る。
  • こまめに下着を替えたり、濡らしたタオルで体を拭いて効率よく汗が熱を奪えるようにする。

6.適度な運動
 朝涼しい時の散歩など快い疲れは食欲も増しますし、寝つきも良くします。体内リズムも保つ事ができます。夏バテ予防の最良の対処法は、常日頃から軽いウォーキング等の運動を習慣的にしておく事です。
 
7.栄養バランスのある食事。食欲を増加させる工夫
 夏バテ予防の為の食物を次章で詳しくご紹介します。

夏バテを予防する食物

1.疲労回復の有機酸


酢酸、クエン酸、リンゴ酸…有機物質が乳酸などの疲労物質を分解します。

例…梅干、レモン、醸造酢。

2.エネルギー代謝を良くするビタミンB群

ビタミンB1
糖質を代謝してエネルギーを生み出す。
例…豚肉・ウナギ・にら・ごま・枝豆・玄米
ビタミンB2
食物の消化を良くし、糖質を完全に燃焼させる。
例…ウナギ・レバー・魚・ブロッコリー・パセリ
ビタミンB6
脂質の代謝をサポート。タンパク質の分解・再合成に不可欠。
例…レバー・赤身の魚・玄米
ビタミンB12
脳の機能や神経の働きを正常に保つ。
例…レバー・貝類(アサリ・カキ・シジミ)・魚

3.血や肉となる良質タンパク質
 
大豆食品・卵・肉・魚・牛乳など消化の良いタンパク質を摂りましょう。
 
4.利尿効果のある野菜

キュウリは利尿作用のあるイスクエルシトリを含んでおりますので、
体内の余分な水分や熱を取ります。他にスイカ、トマト、苦瓜(ゴーヤ)等も利尿効果があります。

5.食欲増進や発汗作用のある香辛料
 
亜熱帯地方などの暑い国々では、料理に香辛料を使います。
唐辛子・ニンニク・青じそ・みょうが・しょうが・ワサビ・コショウ・ネギなどの香味野菜は、食欲を刺激します。

充分な水分補給

 汗をかいたまま放置しておくと脱水症状になります。
乳幼児を連れて旅行に行く場合には、小まめに水分を補給して下さい。
乳幼児が寝ているからといって車に閉じ込めておくと車内の温度が異常に高くなって、脱水症状を起こし危険な状態になります。
高齢者の場合は脱水症状を起こすと、血液がドロドロになって脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす事もあります。
 最近、スポーツ選手が激しい運動の直後に死亡する例が起きています。
やはり脱水症状が引き金になっていると言われています。
激しい運動をする場合は、スポーツドリンク等の水分補給を充分に行って下さい。

子どもの夏バテ

 昔の子どもは炎天下で遊んで適当に水道の水を飲んでいても元気でしたが、
最近の子どもは冷房した部屋でジュースなどの冷たい飲み物を多く摂っていますので、
胃腸の機能低下で食欲不振になったり夏風邪を引いたりします。
夏バテの中身が変わってきているようです。温度調節などを小まめにして、夜更かしをしないようにして元気に夏を過ごしましょう。