2010年08月の薬膳健康法   鮎(あゆ) 2010-8-1 :: 薬膳料理レシピ集 ::

 鮎の語源は「あゆる(川を下るという意味)」という言葉からで、古くから「占いの材料」として使用されていたことから、この漢字になったようです。一年と言う短い寿命から年魚、あるいは香りの良さから香魚と呼ばれることもあります。
 種類では、本州に生息するものと沖縄や奄美大島に生息するものがあり、両者は異なる亜種に区別されています。これは、遺伝的レベルの違いで、両者は多少違っています。また、海域に生息する鮎は、琵琶湖に生息する鮎より産卵期が遅く、特に琵琶湖に生息する鮎は、縄張り性があると言われています。


2010年08月の薬膳健康法   鮎(あゆ)

鮎の主な栄養素と効能

◆魚の脂肪IPA/DHA
 魚に含まれている脂肪分のほとんどが多価不飽和脂肪酸IPA/DHAといわれているものです。IPAやDHAは血液中のコレステロール状態を改善したり、血圧を下げる作用があります。また血管を軟らかく、しなやかに丈夫にしてくれる作用もあるため、動脈硬化や脳血管疾患の予防に期待が出来ます。また動物性の脂肪分と違い、魚の脂肪分は固まりにくいので、体内に脂肪がたまりにくいといえます。
◆豊富に含むビタミンD・ビタミンE
 ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を良くして、丈夫な骨や歯をつくります。ビタミンEは体内の脂肪の酸化を防ぐ作用があり、余分な活性酸素を除去してくれ、細胞を守ってくれるはたらきがあります。
◆栄養のある内臓
 鮎の内臓には独特の苦味と風味がありますが、栄養素が満載です。特にビタミンAの宝庫で、皮膚や粘膜を丈夫にします。また、目に必要な栄養素でもあります。ビタミンB2は美容のためのビタミンと言われるほど、皮膚の健康には必要な栄養素です。ビタミンB6はタンパク質の代謝を助ける働きがあり、女性特有の不快な症状改善に期待がもてる栄養素です。ビタミンB12は鉄欠乏性以外の貧血を予防してくれ、肩こりや腰痛をやわらげてくれる効果もあります。また、鉄や銅を豊富に含み、貧血予防に効果があり、骨の形成や心臓を正常に保つ働きがあります。

レシピ 鮎の甘露煮

材料

あゆ 4切れ、酒 2/3カップ、みりん 1/2カップ。醤油 1/2カップ、砂糖 小さじ1

作り方

  1. 塩水を作り、鮎をそっと洗う。
  2. しっかりと水分を拭く。(次の作業まで、ペーパーにのせ、ラップなしで冷蔵庫へ)
  3. 酒、みりん、醤油、砂糖を煮立たせる。
  4. 火を弱め鮎を盛りつける方を下にして並べていく。
  5. 軽い落とし蓋(紙やアルミホイルで)をして弱めの中火で20~30分。
  6. 煮汁が1/3位になったら火を止め、鮎を盛りつける方を上にして網にのせ扇いで冷まして照りをだす。