モロッコの健康法 2007-2-3 :: 健康情報通信 ::
モロッコは砂漠があるので、暑い国というイメージがありますが、冬の朝晩はかなり冷え込みます。絨毯が伝統的な産業であることもうなずけます。雨量が少なく乾燥が激しいモロッコではどのような健康法がとられているのでしょうか。
【薬草、自然素材の化粧品などを売る店】
モロッコの健康法
モロッコの民族衣装(ジュラバ)
ジュラバはフード付の足のくるぶしまである上着です。砂漠では暑さから体を守ってくれますし、風通しもよく服の中に砂がたまりにくいという利点があります。
メディナの中では若い人も、年寄りもジュラバを着ている人が多く、黒や茶、紫、青などの無地が多く、市役所などがある通りで見かける若い女性はピンクや水色、黄緑など色鮮やかなものを着ていました。子どもたちはセーターやジャンバーにズボンなどで、必ずしも着ないといけないという決まりはないようです。顔を隠すベールは宗教的な意味合い以外に砂塵をよけたり、乾燥から髪の毛や鼻、喉の粘膜を守るという機能性もあります。モロッコでは顔をベールで隠している人は殆ど見かけませんでした。
【写真はアブドゥールさんの弟さんの家族】
左側のアブドゥールさんはバスの作業員でとても穏やかで人でした。
モロッコの食事
代表的なモロッコ料理はラムのタジンとクスクスです。タジンはラムや野菜の煮込料理です。写真のような三角帽子のような陶器のフタをかぶせて煮込みます。お客様の前で、店の人が三角帽子のフタを取ってくれます。クスクスは小麦粉を小さな粒にしたものと、野菜や肉と煮て、食卓でスープをかけて食べます。
【写真上がクスクスと中がモロッコの煮込み料理】
どちらもスパイスがよく効いています。肉は羊が中心で、牛肉と鶏肉も出ました。宗教上の理由で豚肉は食べません。主食のアラビアパンは丸くて少し柔らかくてとても美味しい。モロッコ風のサラダは野菜の種類が少なく、想像と違う味付けもありました。毎朝飲んでいた果汁100%のオレンジジュースはやはり新鮮で美味
しかったです。
【写真下は三角帽子のようなフタ】
ホテルでは、毎朝、スープ(ハリラというらしい)が出ました。肉でダシをとって豆、玉ねぎ、トマトなどでドロッと煮込んだスープです。香辛料の種類が違うのか、ホテルやレストランによって味が微妙に違いました。
大西洋の近くのレストランでは、エビや白身の魚のから揚げが大量に出ましたが、レモンをかけて、塩コショウで食べます。これは日本と同じ味でした。モロッコ料理は全体にスパイスが強く、スパイスが苦手な方には醤油、お湯を注ぐだけのご飯、味付けのり、梅干、味噌汁、日本茶の持参をお勧めします。ほんの少しでも感動します。食後には必ず暖かくて甘いミントティーが出ました。
モロッコの健康対策
モロッコでの健康法としましては、やはり暑さ対策、乾燥対策ではないでしょうか。モロッコで日本の緑茶のように飲まれているのがミントティーです。ミントの成分は体温を下げる効果があります。また、交感神経の興奮を抑えます。国民的なこのミントティーは、なぜか中国の緑茶にミントと砂糖を入れたものです。
モロッコでは、いたる所にオリーブが生えています。このオリーブの実がタジンやクスクス、サラダにも使われます。
塩漬けにした実はモロッコでは漬物感覚で家庭の食卓に出るそうです。オリーブの実の色は緑や紫や黒などです。モロッコの家庭で使う食用油はもちろんオリーブオイルです。
モロッコの南部でしか生息しないアルガンツリーの木の実からとったアルガンオイルは、ビタミンEが多く含まれているということで、最近では高級美容液として売られています。モロッコの都市部の女性は結構しっとりした肌をしていました。やはりその国の気候にあった手入れをしているのでしょう。
ちなみにモロッコの平均寿命は男性68歳、女性74歳ということです。
【写真はスーク(市)の鶏を売るおじさんさんとオレンジ売り】
ガイドのファティさんにお聞きした健康法
ガイドのファティさんにモロッコで行われている健康法をお聞きしたら、下記のことをしているとのことでした。ちなみにファティさんは大阪で仕事をしていたこともあって、日本語が上手で、時々ギャグを入れての名ガイドぶりでした。
【写真はお世話になった運転手さんとガイドさん】
- 水を手のひらに入れてこすります。全て3回します。
- 水を口に含んで人差し指で歯を磨きます。
- 顔を水でぬらしてマッサージのようにこすります。
- 右手ですくった水を左腕にかけながらこすります。右腕も同様です。
- 手のひらにすくった水を鼻に通します。
- 髪の毛にも水をかけながら両手で前から後ろになでつけます。
- 右手で左の耳を、左手で右の耳をこすります。
- 右手ですくった水を左足にかけながらこすります。右足も同様に。
- 最後に足の指をこすります。
これを1日3~4回する人もいるようです。日本の気功と似ていますが、水を使うので神聖な感じがします。
冬の海外旅行
冬はどこに行っても乾燥しますが、飛行機の中も乾燥が激しい所です。ぬらしたマスクをするだけで防ぐことができます。マスクがない場合は、ぬれたハンカチかタオルでもOKです。風邪気味の方に是非お勧めします。長旅を快適に過ごすのは、やはり睡眠と快便です。
1週間を越す旅は疲れがたまってきます。朝から晩まで一緒ですから、寝るときぐらいは一人が良いかもそれませんね。
【マラケシュの庭園にいた猫】
人なつっこくて日本の猫とよく似ていました。