2005年03月の健康情報    3月3日は「耳の日」 2005-3-2 :: 健康情報通信 ::

 3月は日本では、官公庁、学校、企業等の年度末となります。皆様の中に、あるいはご家族や友人に卒業や就職・引越しなどの転機が訪れる方がおられると思います。
 春が来るのは、うれしいような、どこか切ないような・・・。少し複雑な気分になります。でもまた、新たなスタートを切れるような気力が満ちてくるのも暖かな春だからこそ、ですね。

 3月3日はひな祭りの他に、最近では耳の日でも知られていますね。今月は耳にちなんだお話です。「3」の形が耳に似ていることや「ミミ」という語呂合わせから考えると分かりやすいのですが、実は3月3日は、電話を発明したグラハム・ベルの誕生日でもあり、ヘレン・ケラー女史がサリバン先生に初めて出会った日でもあるそうです。
 日本耳鼻科学会により1956年に制定され、今では一般の人に耳の健康に関心を持ってもらうため、また耳の不自由な人への理解を深めるため、各地で様々なイベントや相談会が行われています。


2005年03月の健康情報    3月3日は「耳の日」

◆ 耳のしごと・しくみ 

音を聞くこと。その音の種類、方向、強弱などを聞き分ける。人間の本能としては、危険から身を守る役割を果たすということ。 

外耳
音を集めて方向を判断し、中耳に音を伝える。鼓膜までの外耳道は粘液を出して異物の入を防ぎ、耳あかとして自然に排出する。よって過剰な耳掃除は厳禁。
中耳
外耳からの音は鼓膜を振動させ、中耳にある3つの耳小骨に伝える。
内耳
耳小骨からの振動を電気信号に変えて神経を通り、脳に伝え、実際に音を感じる。

平衡感覚を感じとり、体のバランス感覚を保つ。

内耳
内耳にある三半規管にはリンパ液が満たされており、液体の形状の変化が神経を通って脳に伝わり、頭の位置や動き、また、重力の方向を感じ取る。

◆ 耳の健康のために 

昨今の耳を取り巻く環境は、外出時はとくに、常に音楽や騒音が耳に入ってくる状態で、あまり良いとは言えないかもしれません。工事現場での機械音や、店舗等で音楽や宣伝用の放送を聞き続けている人は、神経が過剰に刺激されて耳鳴りが残ったり聴力が低下したりすることがあります。また無意識のうちにストレスとなって体の不調を引き起こす可能性もがあります。ヘッドホンステレオによる難聴も増えているそうです。耳の健康のために、日常の環境を少し見直してみませんか?耳栓や防音マットを使ったり、できるだけAV機器のボリュームを下げたり。ちょっとした工夫ができると思います。
忙しい毎日かもしれませんが、たまには耳を休ませてあげるため、水の流れや鳥や虫の声が聞こえるような、自然の音の中に身を置いてみるのもいいですね。

◆ 耳の健康のために 

  • めまい・耳鳴りが頻繁におきる。
  • 人の話を何度も聞き返したり、家族からテレビのボリュームが大きくなったといわれたりする。

メニエール病や、様々なケースの難聴(加齢によるものも含む)が考えられます。
放置せず、耳鼻科で適切な処置をしてもらいましょう。