2004年11月の薬膳健康法   牡蠣(かき) 2004-11-1 :: 薬膳料理レシピ集 ::

 牡蠣の美味しくなる季節がやってきました。世界中で食べられている牡蠣は、カレンダーで英語の月名に「R」のつかない月(5月~8月)には食べるな、という云われがあります。産卵期のため味も栄養価も落ちるからです。別名「海のミルク」と呼ばれる完全栄養食品。中国では2000年前から漢方としてその薬効を認識していたそうです。漢方では牡蠣=「ボレイ」と読み、数多くの漢方薬にその成分が配合されています。牡蠣の栄養分を無駄にせずいただくには、生食か、牡蠣鍋などは煮汁まで飲むのがよいでしょう。


2004年11月の薬膳健康法   牡蠣(かき)

■牡蠣の薬効

〇心臓発作の予防・・・
有効成分はタウリン。たんぱく質に含まれる必須アミノ酸で、血管内に発生する血栓を防ぎます。動脈硬化など血管の病気にも効果が期待できます。

〇精神の安定に・・・
イライラして眠れないときなど、カルシウムなどのミネラル類が精神を鎮めます。牡蠣の貝殻を砕いて粉にし、1日3回水で飲むのもよいでしょう。

〇疲労回復・虚弱体質・・・
多糖類の一種であるグリコーゲンが効率よくエネルギーに変わり、速やかに疲れを取ってくれます。

〇乾燥肌対策・・・
十数種類ものビタミンが含まれており、肌の機能を回復させます。これからの季節、乾燥から肌を守ります。

◆牡蠣と白菜の煮物

材料(4人分) :

牡蠣のむき身 200g/白菜 250g/にんじん 50g/こんぶ 1片/お酒・しょうゆ・みりん 適量

●作り方:

  1. 牡蠣を手早く洗い、水気をきっておく。
  2. 白菜は適当な4~5cmのざく切りにして、根本と葉に分けておく。
  3. お鍋に水と昆布を入れて30分ほど置き、火にかけてゆっくりとダシをとる。
  4. ダシが十分とれたところでこんぶを引き上げ、お酒・醤油・みりんで味を調える。
  5. にんじんと白菜の根元を鍋に入れ、軽く火を通す。
  6. 牡蠣を上にのせ煮る。
  7. 少し煮たところで白菜の葉の方を入れ、アクを取りながらさらに煮る。

※だしをコンソメスープ、牛乳を入れて塩、こしょうで味付けてミルクスープにもアレンジできます。