2003年08月の健康情報    夏バテ対策-食事と水分補給 2003-8-2 :: 健康情報通信 ::

~夏本番!夏バテ対策できてますか?~ 
  
 梅雨が終わり、いよいよ夏本番です。梅雨の蒸し暑さで結構体力も落ちていますし、また、いきなりの暑さで、体がついていけません。十分に栄養と休養を取って夏を乗りきりましょう!


2003年08月の健康情報    夏バテ対策-食事と水分補給

夏は、なぜ体調を崩しやすいか

 高温 → 汗をかく → のどが渇く → 水分補給 → 体内の塩分が不足 → 体がだるくなる
 このようなメカニズムを繰り返していると、体調を崩してしまいます。やがて食欲もなくなり、あっさりした食事に偏りがちになり、冷たい飲み物を摂りすぎて胃の機能が低下するという、悪循環に陥ります。
 更に暑さで眠れず、睡眠不足になって生活のリズムまで狂ってきます。又、冷房の効きすぎや室内と室外の温度差が大きいと、自律神経が失調状態になり、ますます体調不良となり夏かぜ、胃腸病、下痢、生理不順などになります。元々あった神経痛や冷え性が悪化することもあります。

夏場を乗り切る7つのコツ

1.生活リズムの安定化
 就寝と起床時刻を一定に保つことと、決まった時間に食事ができれば、ほぼ生活のリズムがくずれることはありません。

2.寝つきをよくする工夫
 眠れないからといって、就寝中のクーラーのつけっぱなしは禁物です。夏かぜや下痢、体調不良の原因になります。暑くて寝苦しいときは、色々工夫をしましょう。

  • 寝る前に寝室をクーラーで冷やしておきます。または、就寝前に冷房を1~2時間のタイマーにセットします。温度は27~28度が適当です。
  • お風呂で汗を流してから寝ると寝つきがよくなります。ぬるめのお風呂にゆっくり入ると、自律神経が落ち着き心身をリラックスさせます。
  • 寝る前の暴飲・暴食はさけましょう。
  • 寝る前に軽い運動をすると、適度な疲労感が快い睡眠を誘います。
  • 夏はお布団をこまめに干して湿気を取りましょう。ダニなどの予防にもなります。但し、長時間干すと布団に熱気がこもり寝苦しくなります。
  • 布団の上に寝ござを敷いて寝るのも1つの方法です。

3.冷房の上手な利用
 湿度の高い日本の夏では、除湿(ドライ)をするだけでも、不快感はかなり和らぎます。冷房にする場合には、外気温との差を5~6度以内にします。温度差が大きいと自律神経失調になり、体調を崩す原因になります。冷え性の方、関節痛や筋肉痛などの方は靴下を履く、上着を羽織るなどして保温するようにして下さい。

4.涼しくする工夫
風通しをよくするなど住居に涼しさの工夫をしましょう。

  • 風通しをよくするために、襖(ふすま)を外して衝立(ついたて)やすだれをかける。
  • カーペットの代わりに籐の敷物。
  • 西日除けのよしずをする。
  • 庭周りに打ち水をする。
  • 椅子を籐にしたり、風鈴をかけるなどの演出も涼しさを感じます。

5.涼しい服装

  • 通気性の良い服を着る。
  • こまめに下着を替えたり、濡らしたタオルで体を拭いて効率よく汗が熱を奪えるようにする。

6.適度な運動
 朝涼しい時の散歩など、快い疲れは食欲も増しますし、寝つきもよくします。体内リズムも保つことができます。夏バテ予防の最良の対処法は、常日頃から軽いウォーキングなどの運動を習慣的にしておくことです。
 
7.栄養バランスのある食事。食欲を増加させる工夫
 夏バテ予防のための食物を次章で詳しくご紹介します。

夏バテを予防する食物

1.疲労回復の有機酸


 酢酸、クエン酸、リンゴ酸などの有機物質が乳酸などの疲労物質を分解します。
梅干、レモン、醸造酢など。

2.エネルギー代謝を良くするビタミンB群

ビタミンB1
糖質を代謝してエネルギーを生み出す。
豚肉・ウナギ・にら・ごま・枝豆・玄米
ビタミンB2
食物の消化を良くし、糖質を完全に燃焼させる。
ウナギ・レバー・魚・ブロッコリー・パセリ
ビタミンB6
脂質の代謝をサポート。タンパク質の分解・再合成に不可欠。
レバー・赤身の魚・玄米
ビタミンB12
脳の機能や神経の働きを正常に保つ。
レバー・貝類(アサリ・カキ・シジミ)・魚

3.血や肉となる良質タンパク質
 大豆食品・卵・肉・魚・牛乳など消化の良いタンパク質を摂りましょう。
 
4.利尿効果のある野菜
 キュウリは利尿作用のあるイスクエルシトリを含んでおりますので、体内の余分な水分や熱を取ります。他にスイカ、トマト、苦瓜(ゴーヤ)など。

5.食欲増進や発汗作用のある香辛料
 亜熱帯地方などの暑い国々では、料理に香辛料を使います。唐辛子・ニンニク・青じそ・みょうが・しょうが・ワサビ・コショウ・ネギなどの香味野菜は、食欲を刺激します。

充分な水分補給

 汗をかいたまま放置しておくと脱水症状になります。乳幼児を連れて旅行に行く場合には、こまめに水分を補給して下さい。乳幼児が寝ているからといって車に閉じ込めておくと、車内の温度が異常に高くなって、脱水症状を起こし危険な状態になります。高齢者の場合は、脱水症状を起こすと、血液がどろどろになって脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすこともあります。
 最近、スポーツ選手が激しい運動の直後に死亡する例が起きています。やはり脱水症状が引き金になっていると言われています。激しい運動をする場合はスポーツドリンクなどの水分補給を充分に行って下さい。

子どもの夏バテ

 昔の子どもは炎天下で遊んで適当に水道の水を飲んでいても元気でしたが、最近の子どもは冷房した部屋でジュースなどの冷たい飲み物を多く摂っていますので、胃腸の機能低下で食欲不振になったり、夏風邪を引いたりします。夏バテの中身が変わってきているようです。
 温度調節などこまめにして、夜更かしをしないようにして、元気に夏を過ごしましょう。